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 前回、新規にゲームSNSを立ち上げたとすると、最低でも最初の6ヶ月で2000万円程度掛かると書きました。
 今回は、では収入はどれぐらい見込めるのかということを書きます。
 前程として、前回の通りユーザー一人当たり100円で獲得できるとして、50,000人集めた場合です。
 
 一人当たりの売り上げが、例えば月当たり100円あったとすると、1ヶ月あたり500万円になり、4ヶ月で2000万円、初期投資分が回収できます。その後は、月額の運営費100万円を除き、毎月400万円の黒字になります。これはもう、薔薇色の数字です。
 初期費用として計算している6ヶ月間だけで考えても、売り上げ3000万円、約1000万円の黒字です。

 では、実際はどうなるでしょうか。
 考えなければいけないことはいくつかあります。

 ・滞留期間(登録ユーザーが何ヶ月利用するか)
 ・活発度(PV数など)
 ポイントサイトのポイント消化などは後に書きますので、ここでは省きます。


 滞留期間とは、ユーザーがそのサイトに登録後、何ヶ月間そのサイトを使ってくれるかです。永久に使ってくれるのなら、上記の薔薇色の計算のように永遠に売り上げが入り続けます。
 活発度は、ユーザーあたりの月間ページビュー数です。これにより、ユーザー一人当たりの売り上げ単価が決まります。
 (アフィリエイト、ポイントバックなどは別で説明します。)

 例えば、先ほどの計算では
 100円 × 5万人 × 6ヶ月 = 3000万円 でした。
 この場合、一人が一月あたり1000ページを閲覧していたとして、ページ単価 0.1 円とします。

 もしも、滞留期間が3ヶ月、一人一月あたりのPVが300ページだとすると、このようになります。
 30円 × 5万人 × 3ヶ月 = 450万円
 当初6ヶ月で、約1500万円の赤字です。


 特に注目していただきたいのは、同じ人数のユーザーを集めている、ということです。
 同じように5万人を集めても、結果にはこれだけ振れがでます。
 しかも、5万人がきっちり3ヶ月使ってくれる、というのも、まだまだ甘い理想論です。ゼロヶ月のユーザーも大量に含まれるため、平均で1ヶ月を切ることもざらです。なぜなら、あなたの掛けた広告費が、単に他のサイトのポイントバックに消費されるだけで、ユーザーにとっては無料で登録して何十円分かのポイントが戻ってくることが目的で、別にそのサイトを使いたいわけではなかったりするからです。これについては、vol.2で詳しく触れています。


 また、ゲームSNS等は先行サイトやライバルサイトが多くあり、ユーザーはとりあえず登録してみても、そのサイトを使い続けるとは限りません。登録して一度見てまわっただけで、使わなくなることも多くあります。そうなると、そのユーザーからの売り上げはまったく期待できません。
 せめて、そのユーザーが使う多くのサイトのひとつとしてブックマークしてもらえるだけのオリジナリティが必要です。




 まとめると、良質のコンテンツを大量に作り続け、広告を出稿し続ける潤沢な予算、そのサイトのオリジナリティは最低限必要です。誤解を恐れず言い切ってしまえば、web2.0のビジネスモデルは、携帯では飽和してしまいました。ユーザーを集めるだけでユーザーが集まってくる時代は終わりました。少なくとも、それを期待して2番煎じで参入できる時代ではありません。


 これからモバイル業界に参入されようとされる方は、是非このことを頭に入れておいたほうがいいと思います。





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