■ホワイトリストとブラックリスト
18才未満へのアクセスフィルターですが、現時点(2008年2月)時点では、まだどうなるかわからない状況です。
というのも、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDIがそれぞれiモード、ヤフーケイタイ、EZwebのフィルタリング概要を発表したのが1月中旬で、下旬には総務省が『規制の行き過ぎを懸念する』という見解を出したからです。この状況を把握するためには、次のふたつの規制方法を知っておかなければなりません。
・ホワイトリスト方式
リストに掲載されたサイトのみ、通信を許可する
・ブラックリスト方式
リストに掲載されたサイトのみ、通信を遮断する。
今回の場合のホワイトリストに挙がるサイトとは、各キャリアの公式サイトです。但し、グラビア等、一部成人向けサイトは除外されます。
各キャリアは『ホワイトリスト方式』を発表し、総務省が「それは行き過ぎた規制ではないか」と見解を出したことになります。(本当にキャリアの発表以前に監督官庁の総務省が内容を把握していなかったとも思えませんが。。)
この見解を受け各キャリアが規制内容の見直しを行なうと思われるため、またデッドラインがどこかがわからなくなりました。サイト運営者にしてみれば、自分の運営しているサイトはセーフなのか、アウトなのかが把握できていない状況、つまり、この春以降も今までのビジネスが続けられるのか、まったく出来なくなるのかがわからない状況に置かれています。
あるいは、ブラックリスト方式になった場合、何が基準になるのかがわからないため、ユーザーのコミュニティをなくせばいいのか、あるいはモバゲータウンのように、ある年齢以下のコミュニティ機能を制限したり、コミュニケーションできる年齢差に一定の条件を設定すればよいのか、など、まったく見えない状況です。
我々のような、公式サイトの運営がメインで、少し無料サイトも手がけているような会社にしてみれば、しばらくは様子見という感じです。試し試し、公式サイトの広告を打って無料サイトのユーザーを引き込もうとはしてみますが、ユーザー自身が携帯電話の利用スタイルを変えてしまうかもしれないため、それもあまり積極的には出来ません。
また、企業のモバイルサイトの立ち上げも、あまり積極的に営業を掛けて押すこともできません。今受注しても、サイトが出来上がったときのマーケットがまったくわからないので、下手な提案はできないのです。かといって、『公式サイト化』はハードルが高く、どこの企業にも提案できるわけではありません。
しばらくは、じっと我慢が利口なのかもしれません。
■なにをもって出会い系とするか
では規制の直接の引き金となった、『出会い系サイト』のみを制限すればよいのではないか、と思います。でも、この線引きはかなり難しく、あいまいです。簡潔に言ってしまえば、ユーザー同士がコミュニケーションを取れる以上、出会いは必ず生まれます。というか、そういう目的でつかうユーザーが必ず出てきます。また、「一見ゲームサイト」であれば出会い系ではない、ということにすると、必ずその抜け道をくぐって「一見ゲームサイトに見える出会い系サイト」を立ち上げるところが出てきて、結局は、「コミュニケーションが取れるサイトは出会い系として規制」とならざるを得ないと思います。