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■では、どうすればビジネスを展開できるのか

 結局のところ、ではどのようにビジネスを展開すればいいのか、そこが一番気になるところでしょう。
 それは、どのような意図を持って参入したいか、ビジネスを続けたいか、によります。
 ひとつは、もっとも堅実で安全なビジネスは、制作会社に徹するということでしょう。なんだ、つまらないという声が聞こえてきそうですが、前に書いたように、まだまだ携帯電話サイトや、携帯電話をデバイスとして活かして顧客満足度を向上させるというソリューションを取り入れている企業は少ないです。こんなに身近で、こんなに手軽で、こんなにシェアのあるデバイスなのに、です。
 導入していない理由は沢山あります。使いにくい、見辛い、通信料が掛かる、使いこなせない年齢層も多い、などです。が、一番の大きな理由は、『企業の中で決裁権を持つ人は、携帯のことがわからない』というものだと思われます。
 わからないから、否定したい。どこの会社にもあるネガティブな発想ですが、じっくりと活かす方法を提案することにより、開拓の余地は大きくあります。
 もうひとつは、自社のサイト、媒体などを立ち上げ、沢山のユーザーを集客し、ユーザーからの収入か、広告収入で売り上げを上げることです。これは前記の通り、大変にお金が掛かることと、他との差別化が難しく、斬新なアイデアや強力なキラーコンテンツを持っていない限り、多額の構築費用が掛かる可能性があります。
 また、コンテンツや媒体の市場は、『1強多弱』といわれるように、売れればでかいけれど、売れなければ悲惨なことになる可能性も多分にあります。ギャンブルとはいいませんが、歌手や俳優やマンガ家として売れるようになれるかどうかぐらい、人気サイトの裏には多額のお金を掛けたにも関わらず淘汰されて死に体になったサイトが溢れていることを忘れてはいけません。
 もうひとつ、代理店として参入するのもひとつの道です。
 モバイル専業広告代理店などが良い例ですが、こちらも今では競争が激しく、勝ち残るのも至難の業です。


■チャンスはどこに?

 では、携帯電話ビジネスに参入するにあたってのチャンスはどこにあるのでしょうか。
 まず、携帯電話をハードウェアとして見た時、まだまだ機能追加の余地があるというところです。例えば音楽が鳴らせるようになって着メロ、着うたサイトで急成長したとことがあるように、また、メールに画像を添付する『デコメール』が出来るようになって、『デコメ』サイトで急成長した会社があるように、携帯電話ビジネスにとっては、新しい機能の追加は大きなチャンスです。
 まだ誰も足跡をつけていない雪原を一人でダッシュするように、市場を得られるかもしれません。

 緩やかなチャンスの拡大としては、携帯電話をアクティブに利用する年齢が、毎年上がっていくことです。
 これは私の根拠の無い感覚的な持論なのですが、デバイスはその利用年月に比例して利用の習熟度が上がるわけではなく、初めて接触したときにそのデバイスがどんな姿をしていたかにより、そのユーザーがどれだけ使いこなすことが出来るかが決まると思っています。つまり、携帯電話を電話として使い始めた層よりも、携帯電話を始めて使ったときに情報デバイスであった層の方がずっと使いこなすのです。
 この層が、年齢をとるごとに上にスライドしていきます。そのときに、何を提供できるかが顧客に支持されるサイトになるか、あるいはサイトであり続けられるかが決まります。


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